博報堂ブランドデザインの『2回以上、起業して成功している人たちのセオリー』
Amazon.co.jp: 2回以上、起業して成功している人たちのセオリー (アスキー新書): 博報堂ブランドデザイン: 本
は~い。ついでにこの本も買いました。で、読んでみると、またネタにできる要素が満載だったので、レビューの対象にします。
博報堂ブランドデザインのクオリティ
この本は、またしてもキャッチ―な切り口の設定に成功しています。本当にこういうところ「だけ」はクオリティが高いあたりに、広告代理店のノウハウを感じます。それだけなんだけど。
インタビューは読みやすくまとめられていて、楽しく味合わせていただきました。インタビュー部分は面白いと思います。ただ、この本の致命的なところは、考察の部分がクソ以下の代物ということです。本が
インタビュー+考察
という作りになっているんですが、この二つがまるでつながっていないところにあります。つまり、インタビューなんか丹念に読み進めなくても、考察のところが読めてしまうし、考察のところを読んだからといってインタビューの面白さが増すわけでもないというところにあります。
本のダメなところ
つまり、定性的な調査として完全に失敗しているわけです。そういえば、同じようなタイプで、インタビューした「だけ」という本もあったなあ、と思いだします。博報堂ブランドデザインさんは、やっぱり広告屋で、定性分析をきっちりとするノウハウがないんだなあ、と思うと、胸になんだかよくわからない熱いものが到来しますよ。