B☆らぼ

知っている、から、理解できた、へ。理解できた、から、できる、へ。ビジネス知識からパフォーマンスへの橋渡し

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ビッグデータとかその辺について知り合いの人に話を聞いてみた

何でもかんでもビッグデータ

 「ビッグデータ」というバズワードが跳梁跋扈していますね。ビジネス上のコンセプトの大安売りというのは、ビッグデータならずとも、まあたくさんあります。9割はジャンクです。今回のビッグデータに関しても怪しいところは多く、ビッグかビッグでないかはさておき、言うほどちゃんとデータ分析をしている企業ってあるの? って疑問に思ってました。

 

 

 ビッグでなくてもデータの活用ができているか?

 

 最近、何人かのビジネスマンの人と会って、話をしてみました。

  

 私自身の経験則も含めて、話をまとめると、次のようになります。

1.     多くの企業で、データの活用自体があまりうまくなされていない

2.     ビッグデータの前に、管理会計の情報くらいもっとうまく扱えよ

3.     意味のない数字データ出してくるな

  等々。まず、ビッグデータ云々の前に、今あるデータの資産を十分に活用できていない、という問題があるみたいです。

 

データ分析には専門知識よりもセンスがいる

 当然ですが、優れたデータベースのソフトウェアを導入しようが、分析には人手がかかります。分析のプロセス自体を自動化することもできますが、数字をうまく解釈して、ストーリーを描いてやる必要があります。

 

 よく分からない数字の発表会は、あまり意味がありません。びっしりと数字が敷き詰められたゴミ資料で、読み手にラリホーをかけてくる魔法使いは少なくないのです。ほんとうにゴミみたいな資料。数字だけが羅列されていて、どの数字を見ればいいかが分からず、仮にこの数字に着目してください、と言われても、その数字が他の何と関連しているのか、とか、どんな現象を指し示しているのか、というストーリーが必要です。バカじゃないんだったら、そのストーリー書いてこいよ、と言いたいところです。ストーリーが書けないなら……ダメかもしれないですね。

 

 データを分析するノウハウやスキルを持っていて、プレゼンテーションまできっちり考えられる人がどれくらいいるんですかね? 私自身、社内のデータさえうまく活用できないというような例を何回も見かけています。プロの仕事でも、見た目は綺麗だけど、記述統計を並べているだけの資料がいっぱいあります。でも、それでいいわけです。高度な回帰分析なんて必要ない。

  

 とりあえず、私は、少しでもデータ分析の力を磨ければいいかなあ、と思って、日々修行しています。楽しいものですよ。