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思いつきが文章の手本として通用している日本の不幸

 高校生の時に、天声人語を始めとする新聞のコラムを写す、という練習をさせられたことがありました。朝日新聞イデオロギー的に好きかどうかということは別にして、はっきり言えることは、こんなことをしても全く意味がないということです。

 

 新聞コラムを見てください。

 

 まず、多くの場合、時事を枕に話をして、思いつきや類比で話を膨らませ、適当なオチを付けて文章を締めくくります。

 

 分析的な文章と呼ぶことはもちろんできないし、風刺にしてはレベルが低すぎる代物です。こんなものをなぞって、どうするというんでしょうね? ロジカルシンキング云々に限らず、中学~高校で最も無意味な教科は国語ではないかと私は考えています。国語の授業を受けても、大学のレポートをまともに書けるようにならないし、業務文書ももちろん書けないし、卒業論文修士論文についてもやはりそうです。

 

本当に役立たない。

 

 

 かといって、大人になってから国語の教科書を見ると、鑑賞の対象とするには不十分なものばかりで、国語という科目は一体何なんでしょうね? 時間つぶしかなんかですかね?