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創造的な仕事について考える1

創造的な仕事なんてなくたっていい

 平凡な仕事でも天才的な能力を発揮する一方で、世間一般でカッコいいとされる仕事でも凡庸極まりない能力しかだせない人がいます。最近の私の考えは、創造的な仕事があるのではなくて、仕事のなかで創造性を発揮できる人がいるだけではないか、というものです。

 

 

 つまらない仕事は、つまらない人間がするから

 私も20代の頃は、やりがいのある仕事がしたい、とか言って転職しましたが、今は、工夫次第でつまらなく見える仕事も面白くすることができる、という考えに変わっています。むろん、つまらない人間のつまらない指示通りにつまらない仕事をすれば、つまらないことしかできないのですが、そういうモチベーションと仕事のクオリティを落とす組織や仕事の段取りの部分を仕事のおもしろさの問題にすり替えてはいけません。

 

 面白くない仕事は頑として存在しますが、人によっても違うし、仕事への取り組み方によっても異なります。仕事を切り取る視点によっても大きく異なります。昔は大きなお金の動く仕事はかっこいい、と私は思っていましたが、働くにつれて、あまり金銭に執着がなかったことと、所詮書類書きじゃないかないか、と思ったので、興味が失せました。

 

面白さ=コンセプトを作ること

 今、私は仕事のおもしろさは、コンセプトを作ること、コンセプトを絵にすること、コンセプトを洗練することに集中しています。もしくは、人の仕事の流れを、どのようにとらえるか、というところでしょうか。だから、こんなblogの記事を延々と書き連ねていったり、画用紙を使って、いたるところで考えをメモしたり、本を読みながら考えたり、といった行動を繰り返しています。

 

 この「頭を使う」仕事はかっこいいでしょうか。いいえ、まったく。まず、ほとんどお金になりません。それに、地道な作業です。最後はほとんどが自己満足で、そのうち、いくつかは他人の目に留まる機会も得られます。とはいえ、私の関心と他人の関心が一致していれば、共感の一つでも得られるでしょうが、そんなことはなかなかありません。

 

 

 それでもなお、自分の理想とするところを目指して、何か一つでもうまくやれることはないか、と探しています。それは創造性のある仕事だと自負していますが、他人にも同じように創造的に見えるかどうかは定かではありません。