B☆らぼ

知っている、から、理解できた、へ。理解できた、から、できる、へ。ビジネス知識からパフォーマンスへの橋渡し

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凄まじく頭の悪いエントリーを味わう

もし孔子がブラック企業の経営者だったら - 拝徳

 

 はい。奇を衒った風でダダ滑りのエントリーでございます。前に、社畜ブログと併せて記事にしたときにも、つまらない記事を書く人だなあ、と思いましたが、教養もなさそうです。まあ、バカは○ね、ってところでしょうか。

  まず、

 昔から存在する価値観や旧態依然たる慣習を大切にし、目立たず質素にたち振る舞うことが美とされる、論語的な考え方は、秩序を維持するという点では優れていますが、しかしながら上のもの・古いものに従い、目立つことができなかったら、いつまでたっても新しいイノベーションを起こす事はできません。

  というあたりに、孔子が理想主義者で、当時としてはむしろ思想界にイノベーションを起こしたのだということを何にも理解していないことがわかります。このあたりは、

Amazon.co.jp: 孔子伝 (中公文庫BIBLIO): 白川 静: 本

Amazon.co.jp: 孔子―聖としての世俗者 (平凡社ライブラリー): ハーバート フィンガレット, Herbert Fingarette, 山本 和人: 本

Amazon.co.jp: 現代人の論語 (文春文庫): 呉 智英: 本

 あたりの本を読んでいれば、わかります。それに、孔子の率いた一門は、当時で言えば、コンサルティング会社みたいなものです。そういうバックグラウンドを何も理解しないで、こういうエントリーを書くあたりに、この方の頭の悪さがうかがわれます。

 

 おそらく、通俗的な理解を下敷きに、「俺、こんなにも新しい解釈を思いついた」としたり顔でエントリーを書いたのだと思います。ろくな教養もないくせに、過去の研究を参照せずに。

 

 そうした人間の語るイノベーションって何なんでしょうね? せいぜい、車輪の再発明といったところでしょうか。しかし、この調子だと、最低限の教養もないので、際発明された車輪はちゃんと車輪として動くかどうかも定かではありません。