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知っている、から、理解できた、へ。理解できた、から、できる、へ。ビジネス知識からパフォーマンスへの橋渡し

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従業員満足度アンケートについて考えてみる⑩

 モノ―――インフラについてです。これについても設問内容を考えてみましょう。これはあまり聞くべきところがなさそうです(設備が重要な企業はさておき)。

 

 作業環境についての質問

「業務で使用しているパソコンが遅いせいで、仕事に差し支えがでることがありますか?」

「業務に必要なアプリケーションが利用できますか?」

「業務を円滑に進める上で必要な情報を得るための手段は十分ですか?」

 

 といった質問はどうでしょう? たまに、質問票の内容で、個別のどの備品が足りていないかまで調べようとする質問票を見かけますが、これはアンケートでやるべきことではありません。問題意識さえあれば、簡単に調べられることですからね。アンケートで中途半端な情報を得て、再度調査をするとなれば、二度手間です。無駄です。

 

 後は、インフラについて尋ねるのであれば、5S的なところも訪ねておくのも良いかもしれません。

 

「オフィスは、掃除が行き届いていますか?」

「オフィスには、余計なものがありませんか?」

「業務に必要な備品などが、どこにあるか、わかっていますか?」

 

 といった質問です。もちろん、挨拶やマナーなども聞いておくのもありです。

 

オフィスに対する好感度はどうだろう?

ついでに質問すると面白いと思う内容は、

 

「オフィスは快適ですか?」

「オフィスは(レイアウト、あるいは場所として)好きですか?」

  

 あたりです。せっかく、アンケートを取るので、好悪について聞くのは非常に有益だと思うのですが、いかがでしょうか。ここも変に理由を聞くために、フリーアンサーを用意してノイズ情報を増やすのは得策ではないと思います。課題として取り上げるならば、検討チームを作る方がよいでしょう。