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知っている、から、理解できた、へ。理解できた、から、できる、へ。ビジネス知識からパフォーマンスへの橋渡し

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マイナビの模擬面接とやらにケチをつけるからよろしく~その1

実録!激辛面接攻略法 第43回 | 転職ノウハウ | 転職・求人情報サイトのマイナビ転職

 

 採用面接のHow toというのは、基本的に、応募者が自分自身の動機について良く知っていて、熱心であれば、仕事内容について良く知っているはずだ、という基本的な前提に立っています。

 面接で分かることは実際にはどれくらいなんだろう?

 ところが、この前提条件はかなり胡散臭いと思っています。たとえば、リンク先の記事を読むと、

能力について聞かれているのに、やってきた仕事内容の説明になってしまっている。

などと書かれています(Point1)。いや、でも、能力と仕事内容ってはっきりと分離できるのか、という点について極めて疑わしく思います。マニュアルを作成する力が見たければ、成果物を持って来られるようにすればいいのです。口で、標準化の能力があります、だなんて言っても、実際にできるかどうかは定かではありません。モノを見なければ、判断はできないし、モノなしなら、マニュアルの作成経験もマニュアル作成能力も判断しようがありません。

 

キャリアコンサルタントという無能

 面接で、わけのわからないことをわけのわからないレベルで判断しようとするよりも、実際に仕事をして判別できる仕組みを作ることを考えるべきだと思います。キャリアコンサルタント、とか言っている人たちは、そういう働きかけを企業に対して行わないのでしょうか。

 

 全て、とは言いませんが、キャリアコンサルタントには、「それは常識だろ」というレベルの業務内容が理解できない人がいます。頭の中に、キャリアに関する貧相なテンプレートレベルの知識しかないので、前職のキャリアを眺めるくらいしか判断能力がないのではないか、と思える人です。正直言って、程度の低い仕事です。

 

 はっきり言って、彼らの言い分を真に受けるよりも、どうやって、実際に仕事の能力を「見せる」ことができるのか、という点を考えたいところです。彼らの言い分では、キャリアについて自信を持って言い抜くことができれば、ミスマッチが生じないかのような幻想を抱きたくなりますが、それは絶対に違います。

 

口で言っている通りに働くなら、この世の中はもっとうまく回っている

 素晴らしい経歴の持ち主で、口も下手ではないけれども、本当に仕事ができない人を私は何人も見てきています。逆に、必ずしも経歴がきらびやかでなく、表だってプレゼンテーションしないけれども、素晴らしい能力の持ち主もいます。もちろん、平均化すれば、経歴と能力は比例するでしょう。しかし、そんな平均的な結果は、キャリアコンサルタントがつまらない仕事をしなくても、わかるわけです。本当に、彼らがキャリアコンサルタントとして能力があるなら、経歴や口ぶりでないところの能力を明らかにできるかどうかにかかっていると思います。そして、彼らの現在の仕事内容では、それは無理でしょう。

 

 人買いビジネスの言い分をあまりまじめに受け取らない方がいいと、最近、私は考えています。