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クラウドソーシングについて

 クラウドソーシングという仕組はご存知でしょうか。私も時折お小遣い稼ぎのために利用します。

 

Wikipediaさんによれば、

クラウドソーシング(英語: en:crowdsourcing)は、狭義では不特定多数の人に業務を委託するという新しい雇用形態。ウェブサービスのトレンドの一つでもある。群衆(crowd)と業務委託(sourcing)を組み合わせた造語

という定義があるみたいです。

 

 要するに、企業には大小様々なサイズの仕事が発生します。それで、近年の考え方を適用するなら、スタンダードな形態としては、

 

1.     社内の基幹業務
正社員などの直接雇用の従業員に担当させる

2.     社内の雑務
一般職を雇う余裕がないので、派遣社員契約社員に担当させる

3.     マンパワーがいるが、スキルは要らない
パートタイマー・アルバイト

4.     社内で、特にコアではない業務丸ごと
アウトソーシングの専門会社

5.     業務の量が少なく、人を雇うほどでもない。アルバイトよりはスキルが必要
クラウドソーシング

 

 こんな感じになるでしょうか。クラウドソーシングは、比較的細かいサイズの業務で、それなりのスキルが必要な仕事に対しては有効性が高そうです。後は面白そうな話として、アイデアや技術を社外から募集するといった試みも行われています。夢がある話です。

 

 そうした活用法について真剣に考えることは、企業経営にとって、効率性を高めたり、社内のリソースを補って、場合によっては自社の強みにしたりといったことができそうなのですが、「安くアウトソーシング」というような売り文句だけが先行している感があります。しかし、その方向性を突き詰めた先に行きつくのは、質の高いサービスを仲介するというものではなく、内職の仲介ではないかと思っています。

 

 批判をさせていただきますと、そうした安く、早く、といった面だけを売りにすると、まともなランサーが離れていって、質の高い仕事が減り、「悪貨が良貨を駆逐する」ような状態が来るんじゃないかと、まあ最終的には他人事ながら心配しています。

 

 とてもいい仕事をもらえるときもあるのですが、本当に酷い仕事が増えていることとか、ユーザーインターフェースが使いづらくなっていることなどを含めて、最近はクラウドワークスランサーズのようなクラウドソーシングサービスと距離を置くことを考え始めています。

 

 

 その点も含めて、クラウドソーシングサービスをどう活用するか、ということについてを考える記事をいくつか出していければなあと考えています。